★★★当ブログは、
『サビアンシンボル』を私のフィルターを通して読み解き、
すぐに実行できる具体的な行動のアドバイスとして書いたものです。
サビアンシンボルについての正確な解読を希望される方は、中でご紹介している参考文献をお読み下さい。★★★
★Code no,113★ 牡羊座度『彼の祖国の形をした男の浮き彫り』
そもそも『個性』とは何であろうか?
人はもともと違うものだし
わざわざ見せる必要はない
生きる、を易くする術として
『個性』を使うというのなら
その時点で既に『個性』は
没しているも同然ではないのか?
こんにちは紗妃です。
今日を有意義に過ごすサポートとして
サビアンシンボルのお話をします。
生きる術を探している時も
生き辛さを解消したい時も
参考にして頂きたいのが西洋曼荼羅
『サビアンシンボル』です。
『千里の道も一歩から』
★今日はどんな日?
(何を意識すれば良いの?)
今日のサビアンシンボルは、
牡羊座3度
『彼の祖国の形をした男の浮き彫り』
★今日のキーワード
『反映』
★集団の中で生きていくスムーズな第一歩は、個性の発揮ではなく、模倣である
★地域の雰囲気に素直に似せる事で、まずは暮らしやすくなる
★長時間身を置く環境に、匂いや雰囲気は似てきてしまうものである、と知る
★置かれた環境を、まず素直に吸収する事は、自身の成長のためでもある
★地域的な特質や特性は、長く住むうちに自分の言動や思考を染めていく、と知る
★なりたい理想の姿があるならば、それを体現している人たちの側で過ごす事が良い
★私達は、無意識のうちに時代性や地域性を吸い取り、その特性を自分の個性に変えていく、と知る
『朱に交われば赤くなる』という言葉があります。
朱は、ごく微量でも、付着したものをたちまち赤く染めることから、付き合う友人・置かれた環境などによって、人は大きな影響を受ける、という意味を諺にしたものですが、
牡羊座3度『彼の祖国の形をした男の横顔の浮き彫り』に描かれている『彼』は、地域的な集団意識にぴったりと同化して、彼そのもの(個性)が、その地域を表す典型的な人になった事を表しています。
この状態での『彼』自身は、すでに集団意識に飲み込まれていて、もはや個人の意思は消えています。
とはいえ、その集団の中では、『存在』を認められたわけですから、もちろん居場所も見つかり、個人の意思が無くてもその世界の中であるならば、格段に生き易くなります。
牡羊座は、(特に1度~5度の第1グループは)いわばこの世に生まれ落ちたばかりの『赤ん坊』の状態。
春分点で生まれ落ちた牡羊座の魂は、この第1グループの体験の中で自分の存在をこの世界に割り込ませる、という目標に向かってただ、がむしゃらに進んでゆく期間となります。
まずは、周囲の人達との生活に溶け込もうと置かれた環境を観察し、吸い取り紙のようにどんどん吸収をし、模倣し、手さぐりで『生きる為の形』を作り上げていきます。
つまり、
牡羊座1度でこの地上に生まれ落ち、
牡羊座2度では純粋な眼と心で観察し、鏡の如く一心に周囲を模倣し、
続く3度では、模倣したパーツを使って集団意識の『核』に溶け込んでゆくのです。
松村先生は著書の中で、
と、このように書かれています。
1993年公開された『教祖誕生』という日本映画がありますが、
その中に真面目で平凡な若者が、ふとしたきっかけでとある宗教に出会い、胡散臭いと感じながらもなんとなく活動を手伝っているうちに、2代目教祖に抜擢された事で教祖の自覚が芽生え、滝打ちや断食を始め、やがて本物の教祖になっていく、というエピソードがありました。このシンボルの『彼』は、萩原聖人演じる『平凡な若者』のように感じました。
自我が明確に仕上がっていないうちに、熱心な観察や模倣をしていると、いつの間にかその集団意識に同化しすぎて、オリジナルの自分が消えていってしまう事があります。
とはいえ、その事について改善していくのはこの後の段階です。
まずはこの段階の中では自身の存在を割り込ませる事。
そうすることによってやっと『新しい物語』は、始まるのです。
それでもあえて『個性』を捨てた
安心の為と降参のしるし
『私は敵ではありません』
ひらひら白旗、揺らすように
置かれた場所に同化しながら
無色透明に重ね塗りした
他には何も望んでいない
手を繋ぐことを許して欲しい
… 皆様にとって
実り多き一日でありますよう
祈りを込めて
紗妃
参考文献:
コチラも併せてご覧ください ↓
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