サビアンシンボル活用法・牡羊座1度『女が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く』





★★★当ブログは、
『サビアンシンボル』を私のフィルターを通して読み解き、
すぐに実行できる具体的な行動のアドバイスとして書いたものです。
サビアンシンボルについての正確な解読を希望される方は、中でご紹介している参考文献をお読み下さい。★★★


★Code no,111★                                牡羊座1度『女が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く』
目覚めと眠りの境界線で
綱引きのように引き合っている夜

『死』がこの上もなく安楽に見えて
もう一度そこに、寄りかかりたくなる

旅立ちの朝はいつも同じだ
希望の上に陰鬱がのしかかる

こんにちは紗妃です。
今日を有意義に過ごすサポートとして
サビアンシンボルのお話をします。

自分の存在が曖昧に思える時も
なんのために生きているのか、そんな思いに駆られる時も

参考にして頂きたいのが西洋曼荼羅
『サビアンシンボル』です。
千里の道も一歩から

★今日はどんな日?

(何を意識すれば良いの?)

今日のサビアンシンボルは、
牡羊座1度
『女が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く』

★今日のキーワード

『模索』

7つの開運行動

★自分の存在を、まず自分が認める

★何もしなくても、存在しているだけで既に責務は果たしている、と知る

★沢山の奇跡が重なり、自分が存在している事を知る

★毎日の日々をこなしながら、ただ生きていくだけでも充分立派である、と知る

★やりたい事が見つからなくても、自分の存在を自分が否定してしまわない事

★考え方や生き方より大切なことは、生きる力を強める事

★迷った時、不安な時『これでいいんだ』と自分を励まし、日々を生きていく

 

この地上で、人間が体験できる360の普遍的な事柄を言葉に表した『サビアンシンボル』の旅は、牡羊座1度から始まります。

『火』のエレメントに属し、活動宮でもある牡羊座は、まさに『始まり』のエネルギーの塊。
「地上に生まれ、自分の存在価値を主張して行く!」と勢いよく飛び出すような、そんな積極的なエネルギーに満ちています。

牡羊座の前の星座は『魚座』でしたが、魚座26度あたりからの体験は、母親の胎内(子宮内)、または潜在意識と強く結びついている、この世界に生まれ落ちる前の準備のような体験が描かれていました。

そして、魚座最後のサイン30度で完了し、続く牡羊座1度でそれまでの全てを脱ぎ捨て新しい旅をスタートさせたのです。

松村先生は著書の中で、

『それまでの経験を無にして、新しい人生がスタートします。すべてをかなぐり捨て、心機一転新しい人生に挑戦したくなる人もいるし、自覚がなくとも必然的に自分をそのような境遇に追いやる場合もあります。魚座の終わりと、牡羊座の始めの間には大きな断層がありますが、このほとんど時間的に間隔のない断層を通過する時に、その人は一瞬、深い無意識の中に没入します。パソコンのデータをすべてリセットしたかのように新鮮な気分になり、新しい人生への挑戦が始まります。魚座と牡羊座は質感がかなり違います。曖昧で漠然とした姿勢の中にのみ込まれるような気分から、自分の足を引っ張る影響力をすべて無視して、個人として行動したくなるという変化が訪れます。』

と、このように書かれています。

しがらみを振り切って、経験したことのない全く新しい世界に飛び込むような体験は、誰もが体験した事でしょう。

例えば、今までの環境を離れ、新しい学校へ入学する時、
また、住み慣れた街を後にして、違う街や違う国で生活を始める時、
心の中に生まれるのは、喜びや楽しさ、期待だけではないはずです。

自分で選んだことであっても、そこでは不安や迷いが生じるのが常でしょう。
そして、それを振り切るように、新しい場所に足を踏み入れたその時から、その中で何とか自分の存在を確立していこうという努力を始めます。

時には、弱気になって古い友人や頼れる誰かに連絡を取りたくなったり、元の場所に戻りたくなったり、誰でもいいから自分を認めてくれる人と話をして、自分を取り戻す勇気を得たりするかも知れません。

シンボルに描かれている「アザラシ」は海に住む生き物です。
感情や無意識の世界を表すのは『海』。
一緒に登場する『女』は、受動の象徴です。

勢いを借りて、新しい世界の中に誕生してみたものの、その心は大いに揺れ、戸惑っているようです。私は、この様子を『トートタロット20番』に描かれている『 永劫 The Aeon』のようだと思います。
(Aeonは、再誕生・ターニングポイント・変革期を示すカードで、真ん中で子宮から生まれたばかりの『知恵の神オシリス』が、幼い子供の姿で指をくわえてポカン、としている姿が描かれています)古いものが変わる時、新しい見方や関わり方を考える前に、まずはポカンとする感じ。

「産まれたい!」「生まれ変わりたい!」と強く願って、準備万端で子宮から、この世界へ飛び出してみたら、見る物全てが新しいわけですから、まずはポカンとして、不安になって、帰りたくなったり(退行したくなったり)するわけです。

まだ赤ちゃんですから、自我も明確ではありません。
ぐるっと周囲を見回して、あらためて泣きだすかもしれません。

春分点を迎えたばかりの季節のように、
地上に生まれ落ちたばかりの赤ちゃんのように、
ここではまず、始まった事を喜ぶだけで良いのだと思います。

これから始まる360の長き旅を前に、まずは『生』を実感し、また再挑戦できる奇跡に感謝し、今を存分に味わってみることが大切なのだと思います。

恐怖と期待、不安と熱望
勢いで開けた新しい扉よ

強引に割り込む世界の真ん中
許された者が歩む螺旋へ
我は今、ここに存在している
生まれてきてくれて、ありがとう

… 皆様にとって
実り多き一日でありますよう
祈りを込めて
紗妃

参考文献:

愛蔵版 サビアン占星術 (エルブックス・シリーズ)

コチラも併せてご覧ください ↓
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サビアンシンボル活用法・魚座30度『巨大な石の顔』

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