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サビアンシンボル活用法・天秤座16度『流されてしまった船付き場』





★★★当ブログは、
『サビアンシンボル』を私のフィルターを通して読み解き、
すぐに実行できる具体的な行動のアドバイスとして書いたものです。
サビアンシンボルについての正確な解読を希望される方は、中でご紹介している参考文献をお読み下さい。★★★





★Code no,741★                               天秤座16度『流されてしまった船付き場』
心惹かれて、心を許す
あぶり出されるのは、過去の傷

何度立ち上がっても、また同じ場所で
一人ぼっちになってしまうのは、なぜ?

振り回されるだけ、振り回されて
血が止まらないほどに、深く傷ついて

もう、二度と会うまいと心に決めた
岸を後に、舟を漕ぎ出す

行く先の空は、黒く垂れこめ
嵐の到来を
告げてはいるけれど

silhouette of four people standing on sea dock
Photo by Jon Tyson on Unsplash

こんにちは紗妃です。
今日を有意義に過ごすサポートとして
サビアンシンボルのお話をします。

人に傷つき、嫌になってしまった方も
新しい出逢いに、望みを託している人も

参考にして頂きたいのが西洋曼荼羅
『サビアンシンボル』です。
千里の道も一歩から

★今日はどんな日?

(何を意識すれば良いの?)

今日のサビアンシンボルは、
天秤座16度
『流されてしまった船付き場』

★今日のキーワード

『あえて、の不動』

7つの開運行動

★表面だけの解決や付け焼刃的な対処を重ねても根治には至らない

★スランプに陥った時は腰を据えて、逃げてきた事柄と向き合う事

★人生の中にあるそれぞれの『学び』は、何処までも追いかけてくる

★心の幅を広げたいなら、自分の真逆の思想に触れる

★心の成長を望むなら自分が一番苦手としているモノに挑戦してみる

★何が良いのか混乱した時は、まず落ち着いて、あえて動かない

★どこまでも相手に合わせるのではなく、許容範囲内に留めておくこと

 

天秤座第4グループに入りました。
ここでは「客観的星座」天秤座にとっての影のサインである
牡羊座の「自我最優先」要素が流れ込んでくる事によって、一時的な混乱に陥ります。

16度は、どのサインにおいても対極にあるサインが入り込む事で、

真逆の視点が提供されますが、

それを上手く、取り込み、こなし、自分の特性と融合できれば、

今よりも深い成長が望めるのです。

とはいえ、まずはショック、そして混乱は避けられません。

ちょっと例をあげてみます。

公平さ・平等さ・客観性をモットーに、皆が楽しく人生を学んでいた

『天秤座』クラスに、転校生が入ってきたとします。

彼女の名前は『牡羊座ちゃん』。

牡羊座ちゃんの聡明さとリーダーシップ力は目覚ましく、

あっという間に人気者になりました。

彼女はいつでもハキハキと、自分の考えを真っ先に発言します。

そんな人は、このクラスにはいませんでした。

牡羊座ちゃんは違います。

たとえ、人が何といおうと、自分が一番正しいと信じて疑わないという特性を持っていました。

いつも相手の心を慮り『皆が楽しいと、私も楽しい!』って、考えが多かった天秤座さんたちからしてみたら、牡羊座ちゃんの純粋な自己表現は、新鮮な魅力として映ったのです。

やがて、文化祭の日が近づいて、

クラスごとの出し物を決める為、皆でアイディアを出し合いました。

ヨーヨーすくい・作品の展示…。

他のクラスの話し合いは、皆が協力的で意見もまとまりやすく、スムーズに事が運んでいきました。

しかし、牡羊座ちゃんのいるクラスだけは、なかなか話がまとまりません。

ちょっと、様子を覗いてみましょう。

天秤座(以下『天』):「はい!お化け屋敷が、良いと思います!」
牡羊座(以下『牡』):「えーダサいよ…そんなの」
天:「はい!カフェはどうでしょうか?」
牡:「めんどうくさくない?私、やりたくない。それより、バンドやろうよ!バンド!」
天:「…でも、誰も楽器出来ないし…、全員参加が決まりだから…」
牡:「いいじゃん、私歌えるし、ギターも弾けるよ、教えてあげるからさ、バンドにしよう!」
天:「…でも」
牡:「全員参加すればいいじゃん。楽しいし、バンドが良いよ。他になんかある?」
天:「…」
牡:「じゃ、決定で良いんじゃない?ゴメン、私用事あるから帰るね」

帰り道、牡羊座ちゃんは自転車をこぎながら

「もっと皆の意見聞けば良かったかな?うーーん、でも、お化け屋敷とかカフェとかマジでやりたくないしな…」と、思いました。

一方、牡羊座ちゃんが帰った後のクラスは混乱を極めていました。

「なんかさ、自分勝手じゃない?」

「自分の事ばっかり」

「やめようよ悪口言うの」

「どうする?出し物」

「明日また、話し合おうか?」

「そうだね、皆各自なんか考えてきて」

「わかった!」

と、一旦は収め解散しました。

【翌日の話し合い】

牡:「昨日、ごめんね。なんか盛り上がっちゃってさ」

天:「ううん、いいの。一緒に考えようよ。皆も意見出して下さい!」

牡:…心の中で(バンドが良いけど、みんなの意見聞かなくちゃだよね)

天:…心の中で(カフェも良いと思ったけど…牡羊座ちゃんがそんなにバンドしたいなら、それでもいいかな…でもな…)

牡:…心の中で(なんで、誰も何も言わないの?)

天:「はい!お化け屋敷やるクラス無かったから、どうかな?」

牡:…心の中で(いや、ダサいっしょ)

天:…心の中で(賛成しないってことは、やっぱバンドしかしたくないって事だよね)

牡:…

天:「他の意見も出してくださーい!」

皆一同:……。

結局、今日もまとまりません。

やむなく、先生が指揮を取って、

このクラスの出し物は『お化け屋敷』に決定しましたが、

皆が楽しかったかどうか?

また、牡羊座ちゃんが参加したかどうかは不明です。

(※決して、牡羊座さん、天秤座さんをディスっている訳では(断じて)ありません。

相手を慮る事を最優先する『天秤座』が16度で体験する、

「時に自己中心的と思われがちだけど素直で純真な性質・勢いや自主性・行動力に富む」という牡

羊座の真逆な性質が侵入した時の一時的な混乱と、対比としての牡羊座が『客観性を重視する天秤座の姿を見て、自己尊重の行き過ぎを反省し、一時的に自分を見失う』という様子を、解りやすく伝えようとこのような形にしてみました。

不快な気持ちにさせてしまったなら、すみませんm(__)m。)

松村先生の著書には、

『誰か特定の人の悩み事や話に深入りして、途中から自分も巻き込まれてゆき、戻る場所を見失います。一緒に道に迷うということになるのですが、ある程度そこにとどまり続けないと解決の道は見つかりません。すぐ引いて問題を避けようとすると、同じ状況がまた何度もやってきます。頭で解決法を考えず、まずは腰を据えて取り組みましょう。』

と、このように書かれています。

星座には、それぞれ『影のサイン』と呼ばれる『鏡関係』の星座が存在します。

真逆に位置するそれらの星座要素が、侵入してくることで、そこまで築き上げた安定性を一度手放

せざるを得なくなります。

手放して、『鏡サイン』の要素を取り込んだ『新たな模索』を始めるわけですが、その道のりは困難を伴います。

でも、道のりを乗り越えた人にしか見えない景色は存在します。

永遠に続く混乱もありません。

傷もやがては癒えていきます。

同じような哀しみにぶち当たると

「また結局、ここに戻ってきた。私って何も成長できていないのかしら」と、落ち込んでしまうかもしれませんが、そんな事はありません。

私達は絶えず上昇を続けていますので、たとえ同じ景色に見えたとしても、実は高さが変わっていたりします。

何度もぶち当たる壁に出会ったら、今度はじっくりと向き合って、ゆっくりでも確実に超えていけるよう覚悟を決めていきましょう。
全ては、今日から始められるのです。

暗転の夜は、ゆっくりと去った

白々と昇る、新しい朝日

戻る船着き場はもう、流されて

痛みを癒す休息も潰える

船を出そう、奮い立たせて

星一つ見えない、漆黒の海も

永遠に続く事など無いはず

たった一人と、巡り合う為に

… 皆様にとって
実り多き一日でありますよう
祈りを込めて
紗妃

参考文献:

愛蔵版 サビアン占星術 (エルブックス・シリーズ)


心理占星術のためのサビアンシンボル

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